「7187 ジェイリース」の株は保有したままでもいいのかな…

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着実に株価が落ちている「7187 ジェイリース」ですが、この先どうなるのでしょうか…

先日の記事「7187 ジェイリース」決算発表延期でストップ安…で、この銘柄を処分するか悩んでいると書きました。

今も悩んでいるのですが、その悩んでいる中身を一度整理したいと思います。

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貸倒引当金をいくらに設定するかが焦点

今回決算発表が延期になった原因は貸倒引当金について監査法人から指摘があったためですが、問題は延期した第2四半期決算で貸倒引当金をいくらに設定してくるかです。

監査法人から指摘をされ、決算発表を延期せざるを得なかった経緯を鑑みると、大きく貸倒引当金を積み増してくるのではと考えています。

 

BS上の貸倒引当金の原資はPL上の「販売費及び一般管理費」です。

貸倒引当金として積む額が多ければ多いほど「販売費及び一般管理費」が増え、PL上の利益が減っていきます。

第1四半期は6,200万円程上乗せしていますが、第2四半期に3億円でも積もうものなら間違いなく赤字決算に転落です。

個人的な考えですが、今回貸倒引当金を3億円くらい積み増して合計5億円以上は確保してくるのかなと想像しています。(3億円で済めばいいですね)

…そうなると、もちろん赤字になりますね。

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貸倒引当金繰入額の増加ペースは加速していたみたい

おそらく監査法人も以前からこの問題はわかっていたのでしょうが、それでも決算をパスさせてきました。

なのにこの時期に急遽貸倒引当金を問題としたのはなぜなんでしょうか。

国土交通省による家賃債務保証業者の登録制度が開始されましたが、これと何か関係があるのでしょうか。

もちろん私にはわかりませんが、過去の決算発表を見返してみると、前期(平成30年3月期)から貸倒引当金繰入額のペースが上がっているのがわかります。

平成28年3月期の貸倒引当金繰入額は5,100万円程、平成29年3月期は7,100万円程だったのが、平成30年3月期は1億2700万円程と前期比180%となっています。

もしかすると、会社側も貸倒引当金が少ないことは承知しつつ、数年スパンで積み増してソフトランディングさせる腹づもりだったのかもしれません。

上記の仮定が正しいのならば、今回は避けたかったハードランディングをしてでも修正しなくてはいけない何かがあったんじゃないかと邪推してしまいますね。

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長期目線では買い場!?

おそらくいつの時点かで貸倒引当金は予定額に達したはずで、今回はそれが早まっただけと捉えることもできるんじゃないでしょうか。

売上高も着実に成長していますし、長期的な視点で見れば、ここが買い場だったと思うこともあるかもしれませんね。

 

まあ、問題は貸倒引当金の見積り誤りの件もありますので、第2四半期決算がどうなるのかは検討もつきませんが、長期目線で安値を拾う作戦を検討してもいいかなとも思っています。

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