先週の金曜日に「3695 GMOリサーチ」が平成30年12月期第2四半期決算を発表しました。
第1四半期決算の状況からそれほど期待していたわけではありませんが、なかなか厳しい決算となっていました…
業績ですが、売上高は前年同期比-7.9%の15億円、営業利益は-69.3%の6,300万円、経常利益は-74.5%の5,000万円、四半期純利益は-70.3%の3,800万円でした。
確かに「3695 GMOリサーチ」は第2四半期の業績が比較的よくない傾向がありますが、それを差し引いても厳しいです。
決算説明会資料では、下期に海外売上が成長するし第4四半期が繁忙期だから進捗率は改善すると見込んでいるようですが、通期では業績予想に届かない可能性が高そうですね。
しかし、これで「想定通りの進捗率」だと言われても…
下期どんだけ業績が伸びると考えているんでしょうか。
成長戦略の中心 D.I.Y事業は伸び、海外事業は思うように伸びず
とは言えパネルを提供するDIY事業は伸びていることが確認できましたのでほんの少しだけ安心しました。
「3695 GMOリサーチ」としてもDIY事業を伸ばしていくことを成長戦略の1つにしていますからね。
一方、成長戦略の「海外売上」ですが、全体では前年同期比で微減のようです。
地域別では、アジアからの売上は増加していますが、欧米からの売上が減少しています。
GMOリサーチはアジアのクラウドパネルを充実させることに力を入れていて、今年もここに資金を投下していくとのことでした。
欧米からアジア諸国へのリサーチ需要はあると思いますので、欧米からの売上が減っているということは、欧米からのリサーチは他の媒体に取られていると考えられます。
アジア諸国へのリサーチ需要は今後も伸びるものと思いますので、この分野でのイニシアチブをとって欲しいものです。
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