2月13日に第2四半期決算の発表があった「8912 エリアクエスト」を1か月遅れでチェックします!
また、第2四半期決算発表後の出来事として、株主優待の新設を発表していますので、そのあたりも確認したいと思います。
平成30年6月期第2四半期の業績を確認!
まずは業績を確認します。
売上高は57.3%増の16億300万円、営業利益は144.4%増の3億4,400万円、経常利益は149.1%増の3億4,000万円、四半期純利益は137.8%増の2億2,200万円となりました。
この数字だけ見ると素晴らしいのですが、これは第1四半期に売却した不動産の利益が乗っているためです。
第2四半期単独で見て見ると、売上高は前年同期比1%増の5億2,200万円、営業利益は25.3%減の5,900万円です。
売上高は大して伸びず、利益に至っては大幅に減ってしまっています。
営業利益の減少は原価の上昇のためです。
もしかしたら、サブリース物件のリノベーション費用かもしれませんね。
心配なのは売上高が1%しか伸びなかったことです。
景気が良いとビルオーナーも強気になりますので、サブリース契約は難易度が上がるのかもしれません。
また、今回の決算では通期予想が下方修正されています。
臨時株主総会や接待費等による支出の増加が原因のようです。
今回の決算発表後、株価は売り優勢となり1株200円近辺まで下落しました。
正直決算発表前の株価は決算期待でかなり上がっていたので、この決算では下落も仕方がないと思います。
しかし今は決算発表前近辺まで株価が戻っています。
株主優待新設!
株価を戻した原因は3月5日に発表された株主優待新設のためです。
100株保有者に2,000円相当の優待券または1,000円相当のクオカードがもらえるようです。
まだ優待券が利用できるお店は発表されていませんが、エリアクエストが指定する飲食店等で利用できるものだそうです。
飲食店で使えるということは、もしかしたら、エリアクエストがテナント誘致をした企業と提携して優待券を利用できるようにしてくれるのかもしれませんね!
いきなりステーキとか、はなまるうどんで使えるようなら利用価値が高いですね!
しかしなぜ今株主優待を新設したのか、気になりますね。
1部指定を目指すとしても、すでに株主数は基準をクリアしているわけですし、この決定にはどんな思惑があるのでしょうか…
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