2月2日に決算発表のあった「3695 GMOリサーチ」ですが、私は1月末に購入しています。
まだ、ここがどんな会社なのかブログに書いていないのですが、まずは決算発表を確認したいと思います。
因みに私はこの銘柄を1月末に購入しており、平均取得単価は1株2,335円です。
そして先週末の終値は1株1,839円となっています。
決算発表後、株価は一気に下落し、大きな含み損を抱えています。
平成29年12月期の業績を確認!
まずは平成29年12月期の売上高や利益等をみてみます。
売上高は3%増の31億8,500万円、営業利益は13.7%増の3億2,500万円、経常利益は15.1%増の3億2,100万円、最終的な純利益は167.7%増の2億700万円となっています。
単純に平成29年12月期だけで見れば悪くない決算です。
増収増益ですからね!
しかし、10-12月の四半期のみで見ると、あまり良いものとは言えませんでした。
10-12月の四半期単体では、売上高は8億1,300万円で、これは前年同期比マイナス0.9%ですし、営業利益は5,800万円で、前年同期比マイナス25.6%です。
売上は若干とはいえ減りましたし、営業利益に至っては大幅なマイナスです。
なんとか上半期の貯金によって増収増益になった感じです。
株価下落は今期予想に失望したから?
とはいえ結果として増収増益だったにも係わらず、株価を下げた原因は何なのか。
それは平成30年度の業績予想であると考えられます。
決算短信に記載された業績予想は下のとおりです。
売上高は9.8%増と見込んでいますが、それ以外の利益関係は平成29年12月期とほぼ同じと見込んでいます。
この銘柄は成長性が大きな魅力だったのですから、これはダメです。
当然株価は反応しますよね。
売上は増える予想なのに、なぜ利益が増えないの?
しかしGMOリサーチ社自体は、今期売上高が伸びると想定しています。
だったら、少なくとも営業利益くらいは伸びてもいいんじゃない?とか考えますよね。
今期利益が伸びない理由ですが、決算説明会資料に載っていました。
営業利益は上記影響及び、前年利益水準を維持する範囲で、今後の成長領域の海外への投資を強化
この会社の強みはアジアにもパネル(モニター会員)がいることで、アジア全域に及ぶ調査が可能であることです。
アジアのパネルを増加させることが、将来の利益に結びつくと考えているため、今期はパネル増加のために資金を使うということのようです。
昨年12月にはマレーシアに現地法人を作ったりもしていますし、今後は益々アジア展開を強化していくのでしょう。
これってこの企業を評価するのにプラスポイントじゃないですか?
ということで、成長が止まったわけではない(と思われる)ことから、株の保有は継続します。
むしろ平均取得単価を下げるために追加購入も検討したいですね!