私は好んでETFを購入していますが、これは分配金が出るためです。
分配金には賛否両論あって、デメリットについても一応は理解し、納得したうえでETFを買っています。
今回は分配金のデメリットとは何なのか、それでも私がETFに惹かれる理由は何なのか整理してみたいと思います。
分配金にかかる税金
長期投資を行う上で避けたいのが税金の支払いです。
ETFでは分配金が出るごとに税金がかかります。
現在の税金は20.315%(個人でETFを所有する場合)なので、決して安くはないですね。
また、私が購入している「1589 iシェアーズ米国高配当株ETF」のような、海外の市場で上場しているETFを東証でも上場しているようなETFは、海外でも分配金に対して税金が課されるものもあります。(ETFの国籍にもよります)
分配金を再投資の資金にするとなると、分配金全てを再投資には回せないということなんですね。
これは長期投資を志す者としては、仕方がないとはいえ辛い現実です。
なにせ分配金の約20%が税金で持っていかれちゃうんですから…
分配金がでない投資信託
そこで、分配金0円の投資信託という選択肢が出てくるんですね。
分配金0円であれば当然税金もかかりません。
分配金0円の投資信託は、株式の配当収益や債券の利子などを内部留保とする形で実際は運用に回しているようです。
ここで気になったのは、投資信託内で発生した株式の配当収益や債券の利子には税金はかからないのかどうかです。
投資信託内で発生した収益に課税されるなら、分配金が出るETFや投資信託と変わりはないですもんね。
調べてみると、日本の投資信託は株式の配当収益や債券の利子を内部留保として翌期に繰り越す場合、その収益等に税金がかからないということです。
海外だと翌期に繰り越す収益には課税されるそうなので、これは日本の投資信託の大きなメリットになりますね!
ということは、やはり分配金から税金を差し引いた額を再投資するより分配金0円の投資信託のほうが効率がいいということになりますね。
最近は分配金を0円とするノーロード(販売手数料がかからない)投資信託が多く売り出されていますし、また信託報酬もかなり安くなっていることから、投資信託を購入するというのは正しい判断だと思います。
それでも私はETFが好き!
ETFにはETFなりのメリットもあります。
ETFは株式と同様に上場されているため、自分が納得した値段で買うことができます。
もちろん指値もできます。
投資信託だと、特に海外のアセットクラスについては購入依頼を出した翌日の基準価額で購入することになるんですね。(これをブラインド方式と言うそうです)
また分配金についても、収益から必要経費を差し引いた額が分配されるので、資産を切り崩して分配される恐れはありません。
とりあえず分配金は確実に頂くことができますので、利益確定をしたと思うことにしています。
ごちゃごちゃ書いてますが、結論としては、ETFの分配金は投資の成果が目に見える形になるので私としては嬉しいんですね。(こんな私を金融リテラシーが低いやつという人もいます。納得です。)
ただ、本当に分配金0円の投資信託の方が資金効率がいいのか疑問に思うところもありますので、まずは実験として月次の成績を分配金0円の投資信託とも比較していこうと思います!
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