なんともそれっぽい題名をつけてしまいましたが、なんてことはなく、ロスカットを避ければFXのスワップポイント派は死なないという話です。
そのスワップポイント派ですが、今はだいぶ少なくなってしまったようです。
全盛期はリーマンショック前で、当時はオーストラリアドルやニュージーランドドルのスワップポイントが今とは比較にならないほど高く、これらの高金利通貨のスワップポイントで生活することを本気で目指している人たちが大勢いたようです。
当時はオーストラリアの政策金利が7%とか8%なんていう時代ですから、スワップポイントを目的とする方が沢山いてもおかしくないですね。
そんなスワップポイント派もリーマンショックによる急激な円高により往々にして退場されていったようですが…
当時私はFXをただのギャンブルだと思っており、始めることはありませんでした。(FXを勧めてくる先輩がギャンブル狂いだったことも影響していると思います。)
ただ、スワップポイントというものを知っていたら、FXを始めていたかもしれません。
そして、リーマンショックで退場していたと思います。
ロスカットの怖さを理解できなかったと思うからです。
ロスカットにだけならなければOK!
スワップポイント派は簡単に言えばロスカットさえ避けることが出来れば、ほぼ負けない戦法です。
しかし、一度でもロスカットにあえば投資資金のほぼ全てを失います。
場合によっては資金がマイナスになることもあります。
なんて恐ろしいんでしょう!
今までコツコツとスワップポイントで貯めてきた資金が一瞬にしてなくなってしまうなんて。
まるでライフが1つしかないアクションゲームのようですね!
しかしロスカットさえ避けることが出来ればほぼ負けないわけですから、この「ロスカットを避ける」ことだけを守ればいいわけです。
ではロスカットを避けるためにはどうするか。
レバレッジをかけすぎないようにするだけです。
レバレッジ1倍にしておけば、まず大丈夫でしょう。
問題はレバレッジ1倍だと思うように稼げないことだけです。
なのでスワップポイントで稼ぐことを目標にはせず、割のいい外貨預金程度に静かに低レバレッジ待つのがよろしいのではないかと思うのです。(現に私が実践できているかどうかは置いといて)
オーストラリアドルやニュージーランドドルは円高と円安の波がありますから、スワップポイントだけではなく、売買差益も狙っていく戦法がいいですね。
新興国通貨だってロスカットされなければ負けないと思う
「FX スワップポイント」で検索すると、トルコリラか南アフリカランドを主体とするサイトやブログばかりが引っかかります。
これらは政策金利の高い新興国の通貨なだけあって、スワップポイントも高いです。
以前のオーストラリアドルやニュージーランドドルと同じように、スワップポイント派の心をつかんでいることがわかります。
高金利なだけあって、国内のインフレも続いており、通貨の価値がどんどん下がっています。
数ヶ月前まで100円30リラくらいだったのが、シリア情勢もあってか今では100円26リラ程度です。
これからトルコリラが上がってくることもあるでしょうが、3年前の100円50リラまで回復するかは疑問です。
それでもロスカットにさえならなければどこかのタイミングではスワップポイントで利益を出すことができると思います。(それが費用対効果がどうかは置いといて)
ただし、新興国通貨の場合はロスカットとは別のリスクであるデフォルトにも気をつける必要があります。
気をつける方法は新興国通貨を運用しない以外特にないのが残念ですが…
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