8月のことになりますが、素晴らしいニュースが舞い込んできました。
SBI証券と楽天証券が9月から一部の手数料体系を変更すると発表したのです。
その手数料体系の変更とは、1日の約定代金が10万円以下の場合には売買手数料がかからない、というものです。
すでに松井証券は10万円以下無料なので後追いの制度ではありますが、10万円以上の場合の売買手数料がSBI証券と楽天証券の方が松井証券より安いんですよね。
これは松井証券にとっては死活問題かと思いますが、我々にとっては手数料なんて安い方がありがたいですからね!
気を付けたいのは、SBI証券の場合は「アクティブプラン」を、楽天証券の場合は「いちにち定額コース」の手数料体系を利用しないといけないことです。
私は楽天証券の口座を持っているので早速手数料コースを変えてみましたが、1分で変更作業は終わりましたよ!
資産規模の小さい人にはオススメ!
もちろん10万円を超える取引だと売買手数料がかかりますし、最低購入額の大きい株式だったり、1回の取引が高額になる人からすると、約定ごとに売買手数料がかかるコースの方が安い場合も多いとおもいます。
ただ、10万円以下の株式ってそれなりにありますし、資産規模の小さい人やこれから株取引を始めたいと思っている人には、新しい手数料体系はいいんじゃないかなって思うんです。
そもそも、SBI証券も楽天証券もお金のない若者などの取り込みをしたいがために新たな手数料体系を設定したんだと思うんですよね。
なので、私を含め投資に回せる資金の少ない人はこの手数料無料を活用させてもらいましょう!
使い方次第では超お得!?
1日10万円以下約定代金の場合は売買手数料がかからないということは、1株300円の株を3社100株ずつ買っても売買手数料は無料ということです。
1株500円の株を100株買い、すでに保有していた株を1株500円で100株売っても売買手数料は無料なんです。
本当にありがたいことです!
ただ私がオススメしたいのは、ETFの取引にこの手数料体系を利用することです。
ETFは最低購入額が株式よりも小さいものが多く、ほとんどのETFは10万円を超えません。
またETFは積み立てていく方が多いと思いますので、尚更この手数料体系と相性がいいんですよね。
ETFを手数料無料で少しずつ積み立てて、いつか積み立てたETFを売却するときには手数料を支払うのなんていかがでしょうか?
ETFが盛り上がってくれれば嬉しいですね!
今でも国内ETFの取引量は少ないんです。
本場アメリカの市場ではETFの取引量が多いため、基準価額との乖離が少ないんですが、取引量が少ない日本ではどうしても乖離が大きく出てしまうんですね。
また、売りたいときに売れないと、大口の投資家も入ってきてくれません。
国内ETFの取引量が少ないために、大口の投資家はアメリカ市場で投資を行っているのが現状です。
もちろんアメリカのほうが良いETFが多いのも事実ですが、JDR方式のETFなら国内で買ったほうが手数料が安いのにそれが出来ないのが問題なのです。
今回のSBI証券・楽天証券の手数料体系変更で、結果として少額でもETFを買える環境が整備されることになりましたので、ぜひこれを機にETFが盛り上がってくれれば嬉しいですね!
【追記】岡三証券は20万円まで無料になりましたね!
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