12月に入ってからたったの3営業日しか経ってないのに、なぜこんなにも株価が変動するのでしょうか…
今月1日に、ブエノス・アイレスで米中の首脳会談があり、来年1月に予定されていた中国への制裁関税の適用を90日延期するとの発表がありました。
このニュースを受けて12月3日の株式市場は大きくプラスに動きましたね!
私が保有している米国株式ETFや新興国株式ETFなどが大きく値を上げる展開でしたので、「これは制裁関税の延期を市場が好意的に見た結果だ!リスクオンだ!リスクオンだ!」とひとり喜んでいたのですが、そんなわけなかったですね。
リスクオンじゃなかったのか…
12月4日のNYダウは799ドル安で終える展開で、ニュースでは米中貿易摩擦の影響だと報道しています。
とりあえず株価が下がったら米中貿易摩擦のせいにしておけば問題ない展開のようです。
私には、何が米中貿易摩擦のせいで、何が米中貿易摩擦のせいじゃないのかわからない状況ですが、少なくともリスクオンでは無いようです。
確かに、アメリカが90日の猶予を与えたと言っても、アメリカの目的は中国版のプラザ合意でしょうから、ここらで終わる問題ではありません。
90日の猶予だって、中国側に交渉の余地ありと思わせたいがための単純な戦略でしょう。
米中貿易摩擦は中国がアメリカの要求を呑むまで終わらないと考えると…まあ、あれです。
中国が簡単にアメリカの要求を呑むわけないわけで…
当分終わらないんでしょうね、この問題。
となると、リスクオンなんかでは全くないということになりますね。
今後の株価推移を想像すると米国ETFは引き続き買っていきたい
90日の制裁関税延期は12月1日を起点とするそうなので、少なくとも2月末までは平穏に過ごさせてくれてもいいんじゃないかとも思うわけです。
12月4日の暴落は前日の振り戻しと考えると合点がいきます。
今後の米国株式市場はボックス相場を形成しながら推移するとともに、日本の株式市場はどうせ緩やかに下落して行くんだろうと勝手に考えています。
トランプ政権は株高に大分助けられているので、株価下落を見過ごすこともそうないだろうと思いますし、来年は大統領選の前年にあたる年であることを考えると、アノマリー的にも来年はアメリカの株価は上がるでしょう。
来年3月に制裁関税が適用され、アメリカの株価が一時的に下がろうが、最終的には株高で来年の年末を迎えられると想定していますので、個人的には引き続き米国ETFを購入していこうと考えています。

むしろ新興国株式ETFなんですよね、問題は。
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