私も保有している「1363 iシェアーズ米国債ETF-JDR(米7-10年国債)」の先週金曜日の出来高はなんと「5口」でした。
ただし、「1363 iシェアーズ米国債ETF-JDR(米7-10年国債)」にとってこの出来高は珍しいものではありません。
7月25日には出来高0も達成しています。(困ったことです。)
先週発売された四季報2017年4集を見ると、「1363 iシェアーズ米国債ETF-JDR(米7-10年国債)」の月間売買代金は4,000万円とのことです。
月間売買代金が4,000万円となると、1口22,000円で計算すると、1か月で約1,800口しか売買されていないことになります。
これでは買ったはいいものの売りたいときに売れないという悲しい事態になりかねませんね。
さらに悲しいのは、一つ前の四季報2017年3集では「1363 iシェアーズ米国債ETF-JDR(米7-10年国債)」の月間売買代金は1億3,100万円と記載されていますので、月間売買代金は3分の1にまで減ってしまっているんですね。
このまま売買代金が減っていかなければいいんですが…
それでもiシェアーズ米国債ETFしか選択肢がないんです
他にもっといい米国債ETFがあるはず!と四季報を見てみると、「1486 上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジなし)」がありました!
四季報によると、こちらのETFは月間売買代金が3億3,500万円もあります!
「1363 iシェアーズ米国債ETF-JDR(米7-10年国債)」の約9倍の月間売買代金です!
ということで、念のため日々の出来高を確認してみたのですが、ちょっとまずいことになってます。
日々の出来高は「1363 iシェアーズ米国債ETF-JDR(米7-10年国債)」よりも少ないのです…
ほぼ毎営業日1桁の出来高しかなく、出来高0の日も珍しくありません。
で、月に1度程度大口の購入が入っているために月間売買代金が大きくなっているだけでした。
結局、「1486 上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジなし)」は「1363 iシェアーズ米国債ETF-JDR(米7-10年国債)」よりも投資するのが怖いETFになっています。
悲しいことに米国債ETFは人気がない
米国債ETFに投資する人がここまで少ないなんてことがあるはずはない!実際は為替ヘッジしている米国債ETFを買っているんだ!と思ったのですが、そんなこともなさそうです。
「1487 上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジあり)」は日々の出来高が0の日も多く、為替ヘッジのないタイプと同じく投資しにくいETFですね。
「1482 iシェアーズ米国債ETF(為替ヘッジあり)」は単価が1口2,400円程度と安いため出来高は比較的ありますが、月間売買代金自体はその他の米国債ETFと大差ありません。
結局、今は米国債ETFを購入する人って少ないんでしょうね…
アメリカは利上げの最中ですので債券の人気がないことは仕方のないことなんでしょうが、もう少し出来高が増えていくと嬉しいですね。
【追記】「1363 iシェアーズ米国債ETF-JDR(米7-10年国債)」上場廃止
平成30年1月22をもって「1363 iシェアーズ米国債ETF-JDR(米7-10年国債)」の上場廃止が発表されました…
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