どうなる?FXのレバレッジ規制。有識者会議を開く目的は?

前回の記事(FXのスワップポイント派が絶対にやってはいけないたった1つのこと)に続いてFXの話です。

ここ数ヶ月ずっとヤキモキして推移を見守っていることがあります。

FXをやっている方はご存知のことと思いますが、現在金融庁はFXについて有識者会議を開き、レバレッジ規制の強化の是非を検討しています。

レバレッジ規制の強化についてのニュースが出たのは昨年の9月27日の日経電子版でした。

このニュースを知った時はびっくりしました。

大きくレバレッジを利かせていたのもあって、「頼むからやめてくれ」と本気で思っていました。(これは今でも思っています)

当時は年明けにもレバレッジ10倍になっちゃうんじゃないか、なんて憶測もありましたしね。

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会議の名称からわかる2つの意味

さて、結局年が明けて有識者会議が開かれ、現在もレバレッジの是非が討論されています。

この有識者会議の正式名称は「店頭FX業者の決済リスクへの対応に関する有識者検討会」です。

この名称からもわかるとおり、今回議論されているのは「店頭FX業者」についてです。

FXには店頭FXと取引所FXがあって、普段私たちが利用しているFX業者は店頭FX業者です。

店頭FXは口座を保有しているFX業者と為替取引を行います。

一方取引所FXとは、本来株取引のように通貨を買いたい人と売りたい人のマッチメイクをする場を指しますが、現在取引所FXはくりっく365のみで、くりっく365ではマーケットメイク方式といって、マーケットメイカーと取引する形態となっています。

で、今回問題になっているのは「店頭FX業者」であり、くりっく365は対象外なんです。

このあたりは不公平感を感じさせます。

更に名称からわかることは、この有識者会議の目的はレバレッジを引き下げることではなく、決済リスクへの対応についてなんですね。

決済リスクとは、為替の急激な変動によって多くのロスカットが発生すると未収金を抱えるリスクが増える、ということみたいです。

もうちょっと詳しく見てみましょう。

有識者会議の目的は?

レバレッジが高ければ高いほど、ロスカット時に発生する、いわゆる追証の金額が大きくなりますので、そうなると追証が支払えない人が出てきます。

支払えない分のお金(未収金)は店頭FX業者にとって損金になりますから、体力のない業者は急激に為替が動いた場合破綻リスクが大きくなり、仮に破綻した場合は利用者やカバー取引先(店頭FX業者が為替取引をしている金融機関)に大きな影響を及ぼします。

なので、未収金を少なくするために適切なレバレッジを検討しましょう、というのが今回の会議の趣旨だと私は解釈しています。

そりゃ店頭FX業者は反対しますよね

現在まで4回の有識者会議が開かれていますが、店頭FX業者も会議の構成員として意見を述べていますが、その全てがレバレッジ規制の強化は必要ないという意見です。

店頭FX業者が有識者会議に提出している資料では、レバレッジ規制の強化が不要であることがわかりやすく説明されています。

もちろん店頭FX業者がレバレッジ規制の強化に反対するのは当然です。

レバレッジが大きくかけられることがFXの魅力なんですから、最大レバレッジが引き下げられたら利用者は必ず離れますもんね。

しかもくりっく365は議論の対象外ですから、くりっく365に利用者が流れてしまうでしょうし。(ただ店頭FXの最大レバレッジに合わせて、くりっく365のレバレッジも引き下げるとも考えられますね。)

また、高レバレッジの海外FX業者に利用者が流れることも予想されますね。

店頭FX業者がどんなことを根拠にレバレッジ規制の強化を不要と説明しているのかは、金融庁のサイトに会議配布資料がアップされているので興味がある方は確認してみてください。

結構面白い内容のものもありますので、後日記事にもしたいと思います。

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