「9913 日邦産業」の2019年3月期 第1四半期決算をチェック

8月3日に「9913 日邦産業」の2019年3月期 第1四半期決算が発表されましたので確認していきたいと思います。

業績は、売上高は前年同期比4.4%増の109億9,500万円、営業利益は2.3%増の2億円、経常利益は-62.9%の3,300万円、四半期純利益は-6,500万円でした。

売上高と営業利益は微増となっていますので大きな問題は無さそうです。

営業利益はもう少し伸びても良いかと思っていましたが、原価率がやや上がってしまったためにこの結果となっているようです。

問題は経常利益と四半期純利益ですね。

経常利益は前年同期比でマイナス62.9%、四半期利益に至っては赤字になっています。

原因となっている営業外の損失は何なのでしょうか。

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営業外損失の原因は何?

まずは経常利益を押し下げている原因を確認します。

赤線で囲った箇所が前年同期と比べて損失が拡大しているのですが、まず支払利息は先行投資分の借入金が増加しているので仕方のない部分と割り切っています。

問題は為替差損ですね。

為替差損を計上するということは、想定よりも円高で推移したということですが、どれくらいのレートを想定していたのでしょうか。

総じて想定為替レートが保守的でないというか、よく言えば現実的なところに設定しているために差損が生じたのかな、という気がします。

ただ、当然為替ヘッジはかけているでしょうから、それでもこれだけ為替差損が生じているというのは何かしら問題があるようにも思えます。

とは言え、為替はどう動くかわからないものですし、為替の差損や差益を気にしてもしょうがないですから、あまり気に留めないようにします。

特別損失により四半期利益が赤字に!

四半期利益が赤字になった理由は特別損失を計上したためです。

赤枠で囲った「事業整理損失引当金繰入額」は赤字事業の整理のための費用で、赤字事業の整理自体は中期経営計画上でも今期の経営方針とされていたものですから仕方のない費用だと思っています。

赤字事業を整理して、結果的に1億以上の経費削減ができればいいと思います。

為替差損と特損は織り込み済み

決算短信には

計上いたしました為替差損148百万円と事業整理損失引当金繰入額101百万円は、2018年5月15日に公表しました連結業績予想の金額に織り込み済みであります。

とありましたので、結構安心しました。

確かに今年の3月は米ドルが円高基調だったので、今回想定為替レートを引き下げたのかもしれません。

そうだとすると、今後は為替差益が出てもおかしくありませんね!

「9913 日邦産業」の株価はピーク時から40%ほど落ちていますが、業績予想どおり事業が進捗しているのであれば、このまま持っていてもいいかなと思っています。

あとはこの決算の結果、明日以降の株価がどうなるか観察したいですね。

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