8922日本アセットマーケティングの平成30年3月期第2四半期決算と第三者割当について考える

先日の11月6日に「8922 日本アセットマーケティング」が平成30年3月期第2四半期決算を発表しました。

さらに10日程遡った10月27日には「第三者割当により発行される新株式の募集に関するお知らせ」が発表されています。

今回はこの2つについて考えたと思います。

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「第三者割当により発行される新株式の募集に関するお知らせ」は数字だけ見てるとめまいがする…

今回発表された第三者割当による新株発行ですが、相当な金額となっています。

金額にすると、31,938,944,738 円。

なんと約320億円です!

これを1株122円で親会社の「7532 ドンキホーテホールディングス」に全株割り当てるというんですね。

発行される新株は261,794,629株。

なんと約2億6180万株!

11月8日現在発行されている株は5億1290万株なので、約51%も発行株式が増えることになるんですね!

単純に希薄化を考えると、現在の株式の価値は3分の2になってしまうことになります。

なんということでしょう…

とはいうものの、親会社の「7532 ドンキホーテホールディングス」に全株割り当てるので、市場への影響はほとんど無いんでしょうね。

むしろ私は第三者割当のお知らせを読んでポジティブな印象を持ちました。

新株を発行するまでの経緯が妙に納得できたのでよしとします

「第三者割当により発行される新株式の募集に関するお知らせ」には、今回の第三者割当に至る経緯がしっかりと書かれています。

簡単に説明すると、次のとおりです。

  1. 過去債務超過に陥るほど厳しい財政事情にあった中、「7532 ドンキホーテホールディングス」から新規物件取得費用の借入や賃料債権流動化をしまくった結果、自己資本比率が6.7%にまで下がりました。
  2. これはまずいと、転換社債型新株予約権付社債をこれまた「7532 ドンキホーテホールディングス」に発行したところ、新株予約権を行使され、その結果自己資本比率は44.5%まで回復しました。
  3. でも過去に行った賃料債権流動化による資金調達手法は、見かけ上利益が出ているように見えるが、実際は手元にお金が入ってこないので新たな物件取得に困っています。
  4. そのため、またまた「7532 ドンキホーテホールディングス」に新株を発行して、得たお金で新たな物件を取得したいんです。

ドンキホーテ、恐ろしい企業ですね…

詳しくは「第三者割当により発行される新株式の募集に関するお知らせ」を読んでほしいのですが、読んだ際にどのような印象を持つでしょうか。

「ドンキにうまくやられましたー」という風に読めなくもありませんが、なんとかその時その時をやりくりして今日まで来たという素直な説明にも読めます。

さて、いろいろ書いてきましたが、今回の第三者割当のお知らせにポジティブな印象を持ったのは「賃料債権流動化」についての記述のためです。

過去のIRまで見れば賃料債権流動化について詳しく書いてあるのかもしれませんが、私は今回初めて賃料債権流動化の償却期間を知りました。

平成32年11月、平成33年4月、平成33年8月の3回だそうです。

つまり、平成33年8月以降は一気にが増えるわけです。

今まで営業キャッシュフローには含まれていても、実際は手元に残らなかったお金がちゃんと内部留保できるようになるんですね。

そうなると、企業として一層飛躍できるのではないでしょうか?

もちろんその時に「8922 日本アセットマーケティング」があれば、ですが。

長くなったので、平成30年3月期第2四半期決算については後日書きます。

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