ジュニアNISAをやっている知人が皆無 デメリットが強烈すぎてもはや金融庁は利用者を想定していないんじゃないかとすら思う

2016年1月からスタートしたジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)ですが、子どもが生まれたことを機に調べたことがあります。

子どもにとって利用価値の高いものならぜひ使ってあげたいと思っていました。

しかし当然メリットはあるものの、思っていた以上にデメリットが大きく現状利用はしていません。

というか、これは利用していいものなのか?と疑問に思いますし、金融庁も利用して欲しくてこの制度を作ったのか甚だ疑問です。

そもそも周りでやっている人もいないので、実際に利用している人のデメリットへの考え方を聞くことも出来ません…

スポンサーリンク

ジュニアNISAを利用できる人

ジュニアNISAは日本在住の0歳から19歳までの方が対象です。

実際の運用は本人から2親等以内の親族が行います。

さて、ではどのくらいジュニアNISA口座が作られているのかというと、平成29年12月末時点で26万口座です。

たった26万口座しか開設されていないんですね!

各年齢で12,000口座程度の開設に留まっています。

一方通常のNISAは、対象者数や開始時期が違うとはいえ、平成29年12月末時点で1,098万口座も開設されています。

NISAを利用している人にはよく会うのに、ジュニアNISAを利用している人には会ったことがないのも当然かもしれない数字です。

ジュニアNISAのメリット

利用者の少ないジュニアNISAですが、当然メリットはありますので確認したいと思います。

まず、NISAにも共通しますが、一定の投資額までは配当金や分配金、売却益が非課税になります。

通常ですと約20%の税金がかかるので、これは大変お得です。

一定の投資額は80万円となっていて、NISAの120万円と比べると少ないですね。

残念なことに大きなメリットは非課税枠があることだけです。

これはNISAも似たようなものですね。

メリットはNISAもジュニアNISAも同じようなものですが、ジュニアNISAの恐ろしさはデメリットにあります…

NISAにはないジュニアNISAのデメリット

デメリットの1つが非課税枠が80万円しかないことです。

そして非課税期間が5年であることもデメリットです。

ただ、これらは通常のNISAも同じようなものなので、NISAと名が付く限り仕方がないかな、と割り切ることが出来ます。

ジュニアNISA特有の問題は払い出し制限があることです。(払い出し制限があるなんてまるでiDeCoみたいですね。)

原則18歳までは払い出すことが出来ず、払い出す場合は過去の利益に課税される上、ジュニアNISAは廃止になります。

つまり、少なくとも18歳までは口座に資金を残しておかないと、ジュニアNISAの唯一のメリットである非課税すらなくなってしまうのです。

もちろん他にもデメリットはあるんですが、この払い出し制限のせいでジュニアNISAは利用価値がほぼなくなってしまいます。

趣旨は理解できるんです。

払い出しを認めると、子どものためではなく口座運用者自身のために利用されてしまう懸念があります。

しかし、しかしですよ…

そのためにこの制度は正直形骸化してしまっているのも事実です。

結局この制度で利用するお金は、小学校や中学校、高校入学などの出費には使うことが出来なません。

平成29年6月末時点の数字ですが、1歳の子のジュニアNISA口座は9,532件あります。

この口座で投資をした最大80万円は最低17年はそのまま口座に残しておかないと運用利益に課税されてしまいます。

死に金とまでは言いませんが、ものすごく効率が悪いです。

と言いますのは、ジュニアNISAは2023年までの期限付制度です。

2023年以降、その時点で保有している株や投資信託などはそのまま保有することができ、また売却することも可能です。

ただし資金を追加することは出来ませんし、ましてや新規に購入することも出来ません。

18歳まで売却しなければいいとも言えますが、2023年以降に売却をした場合は利子もつかない口座に現金を残しておくことになります。

現状ジュニアNISAは、NISAの悪いところとiDeCoの悪いところを併せて、更に悪いところを追加したような恐ろしい制度になってしまっています。

これじゃ安心して利用できませんしおすすめもできません…

スポンサーリンク

フォローする