新興国株式インデックスは一足先に冬の時代に突入か

落ち着きを取り戻したような雰囲気が感じられる株式市場ですが、どうも厄介な資産クラスがあります。

保有している新興国株式クラスのETF「1658 iシェアーズ・コアMSCI新興国株ETF」の市場価格が戻ってくる気配がないのです。

ちょっと前までは1口2,000円前後をウロウロしていたのに…

今では1口1,900円あたりをウロウロしています。

トルコの銘柄なんて入っていないのに…

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中国市場は時価総額世界3位に転落

最近はトルコに話題を持っていかれた感が強いですが、米中の貿易摩擦も一向に改善の気配がありません。

その結果でしょうか、最近中国の株式市場の時価総額が世界3位に転落したとニュースになりました。(2位は日本です。)

世界3位でもすごいのですが、かなりの勢いで中国の株式市場は落ち込んでいます。

上海総合の2年チャートです。

5月以降の落ち具合がひどいですね…

米中貿易摩擦というか、貿易チキンレースというか、これはまだ終わりが一向に見えず、むしろエスカレートしていますから、中国政府の介入がなければ更に落ちてもおかしくありませんね。

新興国株式インデックスでは中国株の比重が一番大きい!

そして、こんな状況の中国株が新興国株式インデックスでは最も比重が大きくなっていますので困ったものです。

「1658 iシェアーズ・コアMSCI新興国株ETF」では中国株の保有比率がなんと28.46%(8/16時点)にもなります。

4分の1以上が中国株で構成されているのですから、そりゃ市場価格も落ち続けますよ…

「2520 NEXT FUNDS 新興国株式(為替ヘッジなし)ETF」は中国の比率がやや低いとはいえ、25.8%です。

「たわらノーロード 新興国株式」も見ておきましょう。

ケイマンというのはケイマン諸島に籍を置く企業になりますが、実際は中国企業です。

なので、「ケイマン16.83%」と「中国10.03%」を足すと、実質中国の比率が26.86%であることがわかります。

ある意味新興国株式インデックスは中国に拠るところが大きいんですよね…

比率2位は韓国だってやばい

資産比率2位にいるのが韓国で、「1658 iシェアーズ・コアMSCI新興国株ETF」では14.94%、「2520 NEXT FUNDS 新興国株式(為替ヘッジなし)ETF」では13.7%を占めています。

実際のところ、韓国も経済が相当苦しい状況にあります。

文在寅政権は最低賃金引き上げや労働時間短縮などの政策を行っていますが、現状これが裏目に出てしまっています。

結果として、雇用率と失業率がひどいことになっていて、リーマンショック以来の状況とも言われています。

韓国総合(KOSPI)の2年チャートを見ても、中国ほどの衝撃はありませんね!

ただ、経済状況の悪い韓国が資産比率で2番目に多いとなると、ますます新興国株式インデックスの今後が不安になるではありませんか。

中国と韓国で4割!

「1658 iシェアーズ・コアMSCI新興国株ETF」に至っては、中国と韓国で43%を超える比率となっていて、今後当分は覚悟を決めないといけないかなと思ってしまいます。

その他の国も近い将来が明るいとは決して言えない国々です。

さすが「エマージング」と冠が付くだけあって、経済がいいときは良いのですが、一点悪化しだすと怖さが半端ないですね。

もちろん逆に考えると、その他の国の資産が50%以上を占めるわけなので、インドのような調子のいい国もありますので、こういう国にはなんとか新興国株式インデックスの基準価額を中和する役目を果たして欲しいと願っています。

…とりあえず、覚悟だけはしておきます!

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