新興国株式で「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」を対象指数とするファンドとそうじゃないファンドの違いは?

新興国株式インデックスファンドを見ていると、その多くが「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」を対象指数として運用を行なっています。

「eMAXIS 新興国株式インデックス」や「SMT 新興国株式インデックス・オープン」、「たわらノーロード 新興国株式」などが当てはまります。

信託報酬は「たわらノーロード 新興国株式」の0.5346%が最安となっています。

一方、「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」を対象指数としないインデックスファンドがあります。

「EXE-i 新興国株式ファンド」や「iFree 新興国株式インデックス」が別の対象指数をもって運用しており、「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」を対象指数として運用を行なっているインデックスファンドよりの信託報酬が安くなっています。

例えば、「EXE-i 新興国株式ファンド」の信託報酬は0.3794%ですし、「iFree 新興国株式インデックス」に至っては0.3672%です。

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対象指数が違うと何が変わるの?

「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」を対象指数としているインデックスファンドと、別の指数を対象指数として運用しているインデックスファンドとでは、信託報酬以外にどんな違いがあるのか確認してみました。

大きな特徴の一つに「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」を対象指数としているインデックスファンドでは、資産に組み入れている国に韓国とケイマン諸島が入っています。というよりも、資産の中で、この2国の比率が結構高くなっています。

例えば、「eMAXIS 新興国株式インデックス」のマンスリーレポートをみると、投資比率1位:韓国(15.07%)、2位:ケイマン諸島(12.56%)となっています。

この2国で4分の1を占めているわけですから、「EXE-i 新興国株式ファンド」や「iFree 新興国株式インデックス」とは当然成績も変わってきますよね。

ちなみにケイマン諸島とは、パナマ文書などで話題にもなった国ですね!国内で事業を行なっていない企業は法人税がかからない、いわゆるタックスヘイブンになっている島国です。

アリババ、バイドゥもケイマン諸島に在籍していますので、これらの世界企業の成長を取り入れたいと考えるのであれば、「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」を対象指数としているインデックスファンドに投資をするべきかもしれません。

(テンセントは「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」を対象指数としているインデックスファンドではケイマン諸島に属していますが、「EXE-i 新興国株式ファンド」や「iFree 新興国株式インデックス」では中国に属しています。)

韓国は新興国か先進国かで意見が分かれるところなんですよね。

私個人としてはどちらに属していても構いませんが、サムスン成長の恩恵は享受したいものですね!

【追記】ケイマン諸島については新興国株インデックスファンドに出てくるケイマン諸島とはどんな国なのかをご覧ください。

iシェアーズ エマージング株ETFはどっちでしょうか?

「iシェアーズ エマージング株ETF」は「MSCIエマージング・マーケット・インデックス」への連動を目指していますので、韓国も組込まれています。一方、ケイマン諸島は国名としては入っていませんが、テンセントやアリババ、バイドゥは組み込まれていますので、中国企業としているのかもしれません。

そう考えると、「iシェアーズ エマージング株ETF」の信託報酬0.14%ってすごく安く感じませんか?

ちなみにですが、「EXE-i 新興国株式ファンド」は組入比率の約10%がこの「iシェアーズ エマージング株ETF」になっています。

そう考えると、投資信託のなかでは信託報酬の安い「EXE-i 新興国株式ファンド」も良さそうですね!

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