新興国債券がやばい!米国利上げの効果が効き始めた?

今月に入ってから新興国債券の下落が止まりません。

「1566 上場インデックスファンド新興国債券」もついに1口50,000円を割り込み、49,000円を割り込んでも全くおかしくない状況です。

ちょっと前まで1口52,000円近辺で推移していたのに…これは困りました。

分配金も下がっており、次回の分配金は1口486円です。

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米国利上げの影響?

新興国債券が下落している原因のひとつは、おそらくアメリカの利上げでしょう。

アメリカの利上げによって新興国債券の妙味が薄れてきたと同時に、新興国の利上げの可能性が増してきたことが原因ではないかと思います。

アメリカが利上げを行えば、相対的にリスクの高い新興国の債券よりもリスクの低いアメリカの債券の魅力が高まりますから、資金がアメリカに移りやすくなります。

それにより資金が流出してしまう新興国では、利率を上げて自国通貨の魅力を高めて流出する資金を引き止めようとします。

すると利上げにより債券の利回りも上がりますから、すでに発行されている新興国債券(既発債)の価値が薄れ、市場価格が下がってしまうんですね。

今回はこのような流れが一段と進むとの想定を織り込むための市場価格下落なんじゃないかなと思っているわけです。

さらにここ最近では、トルコが利上げに踏み切りましたし、アルゼンチンもまたデフォルトを覚悟したような利上げを行っています。

この2か国は国内事情が逼迫しているための緊急利上げですが、その原因もアメリカドルに対して自国通貨が大量に売られたためです。

その他の新興国でも利上げが行われるのではないかという猜疑心も生まれたでしょうし、これも新興国債券の下落に一役買っているのではないでしょうか。

「1566 上場インデックスファンド新興国債券」にはトルコ債券・アルゼンチン債券が含まれている

ちなみに「1566 上場インデックスファンド新興国債券」にはトルコ債券もアルゼンチン債券も含まれています。

トルコ債に至っては購入時から28%近く価値が下がった債券も保有しているようです。

このままトルコ政府が利上げを続けると、さらに債券の価値が下がってしまうのが恐ろしいです。(エルドアン大統領は利下げをしたがっていたようですが、利下げをしたらそれはまた別の大問題を引き起こしかねませんので八方塞がりです。)

アルゼンチンは上にも書いたように、またデフォルトする気満々なんじゃないかと疑うほどの利率に引き上げています。

現状アルゼンチンの政策金利は40%にもなっています。

4年前の2014年7月末にデフォルトしたばかりなのに…

せめてもの救いは、「1566 上場インデックスファンド新興国債券」に含まれている、この2か国の債券はそれほど多くないということです。

デフォルトしても激しい影響は直接はないと思います。(ただしデフォルトにより間接的に他国の債券価格に影響を及ぼすことはあるでしょうね。)

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